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夏季ダボス会議まもなく開幕 4つの注目点
  ·   2017-06-27  ·  ソース:
タグ: ダボス会議;一帯一路;経済
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世界経済フォーラムの2017年度ニュー・チャンピオンズ年次総会(夏季ダボス会議)が27日から29日にかけて、遼寧省大連市で開催される。3日間の会期中に200回を超える分科会が行われる予定で、この過密なスケジュールの中、どのような見逃せない注目点があるだろうか。中国経済網が伝えた。

▽注目点1:中国は未来の世界経済を引っ張っていけるか?

中国は世界2位のエコノミー、世界一の貿易国として、経済の一挙一動が注目を集め、これまでずっと夏季ダボス会議の注目の焦点にもなってきた。貿易協定から気候変動の問題まで、中国は世界に向けて、「中国は重要なリーダー的役割を担う準備ができている」とのメッセージを発してきた。中国にグローバル経済を牽引する準備ができているかどうかが、今回の総会の重点となる議題だ。

もう1つ注視すべき点は、16年の中国国内消費が世界の国内総生産(GDP)の20%を占めたことだ。今から30年までの間、中国人消費者による世界の消費への寄与度は他国の追随を許さないものになるとみられる。中国人消費者がグローバル経済をどのように変えるのか。各ビジネス界の大物たちが今まさに模索しているポイントだ。

▽注目点2:包括的な成長をどのように実現するか?

第4次産業革命が未来の所得格差を拡大するのか、あるいは縮小するのか、未来の雇用機会を増加させるのか、あるいは減少させるのか。各界のリーダーはどのようにして包括的な、人が中心の技術変革を確保していけばよいか。

技術革新が包括的な成長の核心であることは間違いない。現在のデータやコンピューティングの能力の指数関数的増加からわかるように、コンピューターはついにこれまで想像もできなかったような能力を持ち始めた。どのような政策、協力方法、やり方で人工知能(AI)がもたらす政策面の苦境や副作用を克服できるか、同時に技術のメリットの幅広い共有を確保できるか。今回の分科会では、参加者が人工知能をどのように運営して、持続可能でより高効率の生産方法・技術を実現し、工業生産を転換させるかを重点的に話し合うことになっている。  

▽注目点3:持続可能な発展の飛躍を模索する

エネルギー革命は世界的規模で起きた巨大な波であり、各国は再生可能エネルギーの発展を積極的に推進している。昨年には中国の再生可能エネルギー分野への投資が記録的な320億ドル(約3兆5706億円)という数字に到達し、中国は急速に発展する世界クリーンエネルギー市場で重要な位置を占めるようになり、中国の太陽光発電や風力発電などの新エネルギーはすでに世界一のレベルに達している。持続可能な発展はすでに中国経済のキーワードであり、今回の総会でもこの点に注目が集まることが予想される。

分科会では、17年度ニュー・チャンピオンズ年次総会連席代表を務める中国国家電網公司の舒印彪会長と中国節能環保集団公司の劉大山会長(同公司党委員会書記を兼任)が対話を行い、汚染物質排出大国から再生可能エネルギー市場への転換の後、中国のクリーン技術革命が世界の生産にどのような影響を与えるか、中国のクリーンエネルギーへのモデル転換をどのように誘導するかを話し合う。

▽注目点4:世界経済の成長はどのような難題に直面するか?

現在、世界経済は発展の中で多くの不確実性に直面している。主要20ヶ国・地域(G20)の財務相たちの自由貿易の優位点に対する見方は一様でなく、多国間貿易システムの未来には疑念が広がり暗雲がたれ込めている。保護貿易主義の論調が盛んに唱えられる中、どのような政策であればグローバル貿易アジェンダを確保して包括的な成長を推進できるのか。米国が環太平洋経済連携協定(TPP)を離脱し、中国が「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブを打ち出し、アジア太平洋地域の戦略的局面は今なおはっきりと見通せない。この地域の利害関係者たちが共通の願いを抱き、協力して地域の平和・繁栄の未来を推進するにはどうすればよいか。25年までに、世界企業上位500社の半数が本部を新興エコノミーに置くようになるとみられる現在の成長の流れが、グローバル経済が目下直面する構造的問題をどのように解消していくか。世界の政界、ビジネス界の人々はその答えが出るのを心待ちにしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月26日

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