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世界の銀行業 過去数年の収入増はすべて中国から
  ·   2016-11-23  ·  ソース:
タグ: 世界;銀行業;経済
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世界的コンサルティング会社の米マッキンゼー・アンド・カンパニーが21日に発表した「グローバル銀行業報告2016年」と「中国銀行業の明日はどこに‐‐ダブルレール戦略」によると、2006年以降、中国の銀行業が達成した500%という利益の伸びは驚異的で、世界の銀行業の収入の増加はほぼすべて中国に由来するものだという。中国新聞社が伝えた。

確かに、中国銀行業の状況は世界のどの市場とも異なり、国有銀行が主導的な位置を占めてきたが、過去10年間は中国経済の飛躍的な伸びに力を得て、世界の銀行業の価値創造を後押しする中核的パワーとなり、世界の銀行業全体に占める利益は05年の5%から14年は25%に増加した。

だが12年から14年にかけては、中国銀行業の伸びが著しく鈍化し、成長率は8%にとどまり、05~12年の複合成長率30%を大幅に下回った。経済成長ペースの鈍化や資産リスクの拡大がもたらした打撃だけでなく、金利の市場化やネットバンキングの二重の打撃もあり、こうしたことが中国銀行業の収益水準を急速に押し下げつつある。産業全体の自己資本利益率(ROE)は13年第1四半期(1~3月)の21%から、16年第2四半期(4~6月)は15.16%に低下した。

とはいえ「危機」と「チャンス」は往々にして共存するものだ。ビッグデータ、クラウド技術、ブロックチェーン、人工知能(AI)などの新しい金融技術の急速な発展に伴い、銀行の業務デジタル化能力の向上や顧客の体験の改善に向けた誘発要因が生まれ、伝統的な銀行は重大なモデル転換期のチャンスを迎えることになった。

マッキンゼーのディレクターの曲向軍氏は、「中国のマクロ経済と金融産業の大変革期にあって、中国銀行業は次の8分野で発展チャンスを探り出すことができる。貸借対照表の最適化と改善、法人業務の発展への注力、金融市場業務の強化、小売り業務の通常の枠を超えた発展、注目を集める重点地域の発展、ネットバンキングの強化、資産管理の強化、タイミングのよい合併買収(M&A)の展開、の8分野だ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年11月22日

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