ホーム >> 経済 >> 本文 |
日系メーカー、リチウム電池市場に本腰
|
· 2016-04-28 · 人民網 |
タグ: 日系メーカー;リチウム電池;経済 | 印刷 |
サムスンやLGといった動力電池の大手が相次いで中国で工場を建設したのに続き、パナソニックも中国の協力パートナーとともに大連に車載用リチウムイオン電池工場を新たに建設することを正式に発表した。電気自動車とプラグインハイブリッドカーに使用する角型のリチウム電池の生産に使用し、2017年の生産開始を目指す。投資額は500億円規模で、同社はこの分野の中国での売り上げ年間1000億円規模を狙う。
パナソニック中国の殷志明総経理(社長)は、ミュンヘン上海電子設備展示会(Electronica China)での取材において、「リチウム空気電池、グラフェン採用電池の量産にはまだ十数年かかるため、向こう5年間はリチウムイオン電池が新エネルギー車の主な動力源となる」と述べていた。
パナソニックはすでに米テスラと提携し、50億ドルを投じて米国にリチウムイオン電池工場を新設しており、今年にも生産が開始され、2020年までに同工場は電気自動車50万台分の電池を生産する計画だ。中国への生産能力転換を通じ、パナソニックは鍵となる中米二大市場の車載電池事業の確固たる基盤を確保したい考えだ。
パナソニック中国車載統括部の俞芦勇マネージャーは、「中国新エネルギー車市場の急速な拡大と関連工場の品質、安全性能への要求が絶えず高まるにつれ、パナソニックの中国市場でのチャンスはますます多くなっている。現地の顧客目線で、顧客ニーズに適った商品開発とソリューションの提供は我々の発展の方向性である」と語った。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月28日
前のページへ1 |
|