ホーム >> 経済 >> 本文 |
市場は人民元相場変動の内包的な意味を見極めるべき
|
· 2016-01-28 · 北京週報 |
タグ: 相場;人民元;経済 | 印刷 |
朱氏は、「これは市場の透明性向上を望む中国人民銀行の政策方向性を体現している。この方向に沿っていけば、人民元の市場メカニズムは一段と柔軟性に富んだものになるだろう」との考えを示した。
朱氏によれば、大規模な資本流動と大きな変動幅がある状況で、変動為替相場制はリスク・危機と変動を防ぐための最初の防御ラインとなっている。今回、中国人民銀行が人民元為替相場を従来の「ドルペッグ」制から通貨バスケットをより参考にする「管理変動為替相場制」(管理フロート制)へと移行したことは、きわめて重要な戦略である。
しかし、朱氏は、「管理変動為替相場制の形成は容易なことでなく、漸進的な学習の過程になるだろう」と指摘した。
国際通貨システムの改革に触れて、朱氏は次のように語った。「中国政府はG20の枠組みの下で国際通貨システム改革の再開を推進することを決めた。中国がルール制定に積極的に関与することはきわめて重要であり、これは世界第2の大経済体として当然負うべき責任である。中国が国際通貨システム改革の中で遂げる進歩は、中国と世界のマクロ経済の安定化にも役立つだろう」。
「北京週報日本語版」2016年1月28日
前のページへ1 |
|
|