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和合文化は中日両国に共通する文化的認識
本誌記者・金知暁  ·   2022-12-01  ·  ソース:北京週報
タグ: 和合文化;フォーラム;文化
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11月29日、「和合文化と共同発展の促進」をテーマとする2022年和合文化グローバルフォーラムが開催された。今回のフォーラムから新設された東京会場では、鳩山由紀夫元首相・東アジア共同体研究所理事長がビデオメッセージで祝辞を寄せ、「今日の世界で最も不可欠な哲学こそ和合だ。相互尊重、相互理解、相互扶助の友愛精神は、自らの尊厳を尊重しつつ、他者の尊厳をも尊重するものであり、これこそが真の和合の理念だ。一部の国家は常々、体制や価値観の違いを理由として対立を激化させており、『和して同ぜず』という精神と協力・ウィンウィンの重要性は日増しに顕著なものとなっている。日中は必ずや和合の理念を生かすことで相違をなくし、共に日中、アジア、ひいては世界の平和と共同発展を守っていくべきだ」と述べた。 

日本のジャーナリスト、雑誌『インサイダー』編集長、東アジア共同体研究所理事・特別研究院の高野孟氏は、「『和して同ぜず』という思想は中国を起源とし、数千年の歴史を持っており、東アジア共同体における文化的認識となっている。政治・外交分野において最も重要なのは、いかに対立と闘争が団結・協調を妨げないようマネージメントするかということだ」と指摘し、日本は「和して同ぜず」の精神を発揚し、中国・韓国・朝鮮との隣国関係を適切に処理すべきだと語った。

元外務省国際情報局局長、元防衛大学校教授、東アジア共同体研究所所長の孫崎亨氏は研究討論の中で、「過去十数年間、米国に代表される西側諸国はゼロサムゲームの思考を持ち続け、『自国の勢力圏確保』を原動力として、自国の意志を他国に押し付け、今日の社会に極めて大きな影響とダメージを与えている」と分析した。また、孫崎氏は、中国がウィンウィンの関係構築のために努力していることを肯定的に評価した。加えて同氏は、国際社会に向けてイニシアチブを提唱し、和合文化の奥深い真髄を発揚して互恵・ウィンウィンの考えをつくり上げるよう呼びかけた。

主に環境・マテリアル分野などの研究に携わる山本良一東京大学名誉教授は、これまでに中国を75回訪問している。このたびのフォーラムの研究討論会で、山本名誉教授は中国の生態文明建設が上げた成果を認め、中国が提起している「カーボンニュートラル」と「カーボンピークアウト」の目標を高く評価した。また、「天人合一」という和合文化の奥深い思想には、持続可能な発展のための知恵が含まれており、グリーン発展の推進にプラスであることに加え、普遍的価値を持っているとした。さらに同氏は、世界各国の人々が和合文化の考え方を用いることで人と自然の関係を再認識し、国境による制限を乗り越え、世界の気候変動に手を携えて対処することを呼びかけた。

「北京週報日本語版」2022年12月1日

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