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ネット流行語は中国語を豊かにしている?
  ·   2021-08-20  ·  ソース:人民網
タグ: 流行語;中国語;文化
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「絶絶子」が「子孫が死に絶えろ」という罵りの言葉ではなく、「超すげぇ」という意味の流行語であることを知った頃には、「神ってる」という意味の「YYDS」(「永遠的神」の中国語の発音<yong yuan de shen>の頭文字)がもうランキングトップに君臨する最もイケてる称賛の言葉となっている。そのような流行語の移り変わりの速さに、ネットユーザーらは、「テレビ番組のコントであるネット流行語が使われるようになった頃にはもう時代遅れで、ネットの流行はもう何度も変わっていた」と戸惑う声さえ寄せている。文匯報が報じた。

ネット流行語が目まぐるしく移り変わるというのは、肌で実際に感じることのできる事実となっている。例えば「奪筍呐」(「話にならない」という意味の「多損呐」と同じ発音)という言葉はネット上で大流行したものの、一瞬で消え去り、一般に使われる日常用語にはならなかった。そしてまさに目まぐるしく移り変わってしまうからこそ、学者や専門家、一般の人々は、ネット流行語を恐ろしい物でも見るように憂う以前の態度を改め、「00後(2000年以降生まれ)」というネット世代の若者がこのような斬新な表現方法を用いることに寛容な姿勢を示すようになっている。

それでも、ネットユーザーがこぞって流行語を日常生活で使うようになると、言語の多様性がいつのまにか失われかねないという事実とも向き合わなければならない。例えば、誰かや何かを褒めたいと思った時に、「YYDS」以外のオリジナリティある言葉を思いつくだろうか?

「すごい」という意味の「給力」や「絶絶子」、そして「YYDS」に至るまで、流行語が目まぐるしく移り変わる大きな原因の一つとして、マニアックな文化から生まれたある言葉が一般に使われるようになるまでの過程で、その言葉の意味が一般化されることが挙げられる。華東師範大学中国語学部の徐默凡准教授は、「言葉の意味が曖昧、または簡単であるほど、使用範囲は広くなる」と指摘する。例えば、「給力」や「藍瘦香菇」(つらくて泣きたいという意味の「難受想哭」と同じ発音)などの言葉は、その意味を知らなくても、漢字を見たり、方言でどう発音するかを考えたりするとおおよその意味が分かる。一方、現在流行している「がんばれ」という意味の「奥利給」や「絶絶子」などの言葉は、その出所を知らなかったり、ネットユーザーが使っているケースを見るだけだったりすると、その意味を誤解してしまいやすい。さらには、その流行語をどう使うべきかというパターンを見つけ出すことすらどんどん難しくなっている。

「絶絶子」を代表とする「××子」という構造を例にしてみよう。このパターンは、オーディション番組に出演したことがきっかけで大人気となったアイドル・虞書欣(ユー・シューシン)と一定の関係があるだろう。無邪気で、ちょっと天然な虞書欣は、ファンたちから親しみを込めて「欣欣子」と呼ばれるようになった。その後、この「欣欣子」というニックネームから派生して、かわいくて萌えるということを「××子」という形で表現するスタイルが生まれた。例えば、「無語」という言葉は「あきれた」という意味で使われるが、「無語子」とするとニュアンスがやわらかくなり、ちょっと天然っぽくてかわいい感じに変わる。

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