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ショート動画は海外が中国を理解する「窓口」に
  ·   2021-03-08  ·  ソース:人民網
タグ: ショート動画;海外;文化
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世界の国々は長年、特定の商品やシンボルを通じて文化的イメージをキープするよう取り組んできた。例えば、米国にはハリウッドやコカ・コーラ、ポップミュージック、英国には王室、ジェームズ・ボンド、イタリアには歌劇、ルネサンス時代の画家、日本にはアニメ、韓国にはK-Popといった具合だ。海外では、中国文化というと、カンフーやパンダ、中国料理などが往々にして連想される。しかし、欧米諸国や日本、韓国などと比べると、中国文化の影響力はまだまだ伸びしろがあり、そのような状況は近年、少しずつ改善されている。ドイツの外国向けラジオ放送「 Deutschlandfunk(DLF)」の定期刊行物は最近、「中国のオンラインゲームやショート動画などの新たな文化的アーチファクトが世界的に人気になっている。おもしろく、政治性がないことがそれらの特徴だ」と伝えた。世界で人気となっているショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」のほか、一部の国や地域で、中国企業の商品が大ヒットしている。また、インターネットという新しいキャリヤーを通して、中国の小説や映画、ドラマなどが次々に海外進出を果たしている。

中国の新型文化的アーチファクトと言うと、世界で一世を風靡している抖音(TikTok)を取り上げないわけにはいかない。統計によると、ストリーミング・メディアでもあるTikTokの米国のアクティブユーザー数は1億人を超えている。うち、10‐19歳の青少年が32.5%、20‐29歳の若者が29.5%を占めている。また、「ワシントン・ポスト」などの米国の主流メディアもTikTokのアカウントを開設している。

「環球時報」の記者の調査によると、ドイツではほとんどの中高生や大学生がTikTokを利用している。ドレスデンの中学生・クラウスさんは取材に対して、「僕はこのプラットフォームで、たくさんの中国人ビデオブロガーだけでなく、中国についてたくさん知ることができた。チャレンジイベントを通じて、中国のユーザーと交流することもある。TikTokで、ドイツメディアの報道のイメージとは全然違う中国を見ることができる」と話した。

若者だけでなく、多くの高齢者もTikTokを利用している。「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によると、ニュージャージー州に住むデービスさん(64)は、昨年6月にアカウントを開設して以来、ほぼ毎日、動画を投稿している。その内容は料理などで、半年もしない間にフォロワー260万人が集まった。報道によると、欧米諸国の高齢者は、このプラットフォームを通じて、若者とコミュニケーションを取ったり、交流したりして、楽しみを見いだし、孤独から解放されている。オレゴン大学のデービス准教授は、「TikTokの他と異なる点は、数世代の人々が本当の意味で、楽しく、クリエイティブなスタイルで、互いに学び、連絡を取り合うことができる点だ」と話す。

インターネット技術が急速に発展するにつれて、新たに登場したショート動画という形式が、中国文化を海外に伝える「軽騎兵」となっている。ビデオブロガーの李子柒(リー・ズーチー)さんなど、中国の人気のネット有名人は、フレッシュなスタイル、独特な視線のショート動画を通して、海外のフォロワーの注目を集め、中国の田園風景やグルメ文化、教育理念などを外国人に自然な流れで紹介し、理解させている。海外のネットユーザーから「東洋美学の生活スタイル」と言われる李子柒さんは、動画共有サイト・YouTubeのチャンネル登録者数が1000万人を超え、中国の伝統文化を世界中に発信する社会現象ともなっている。ある韓国人フォロワーは、「李子柒さんの暮らし方は、私がしたい素晴らしい生活そのもの」とのコメントを寄せている。

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