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第3世代原子炉「華竜1号」、世界初号機が送電に成功
  ·   2020-11-30  ·  ソース:人民網
タグ: 原子力;発電;文化
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「華竜1号」の世界初号機である中核集団福清原子力発電所5号機が27日0時41分、送電開始に成功した。現場の確認によると、同原子炉の各種技術指標は設計上の基準を満たしており、コンディションは良好だ。今後の商用稼働に向け堅固な基礎を築き、かつ世界第3世代原子炉初号機建設の最高の業績を記録した。これは、中国が海外の原発技術による独占状態を打破し、正式に原発技術先進国の仲間入りを果たしたことを意味する。このことは中国が原発大国から原発強国に飛躍する上で重要な意義を持つと同時に、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国の華竜1号への信頼を深めた。人民日報が伝えた。

華竜1号は中核集団が30数年の原発科学研究、設計、製造、建設、稼働の経験を踏まえた上で開発・設計した、完全に独自の知的財産権を持つ第3世代加圧水型原子炉の革新的な成果だ。華竜1号の設計上の耐用期間は60年。原子炉は177本の炉心を採用し、18カ月で燃料交換する。発電所の稼働率は90%にのぼる。「アクティブ・パッシブ」を結び付けた安全システム、2重安全シェルターなどの技術を画期的に採用。安全性で世界最高の基準を満たしている。

中国の原発輸出の「国の名刺」と言える存在の華竜1号は現在、原発市場で受容度が最も高い第3世代原子炉の一つであり、中国の原発の革新的発展における重大かつ象徴的な成果だ。中核集団は現在、国内外で華竜1号を6基建設中だ。建設工事の安全性と品質はしっかりとコントロールされている。

2015年5月7日の着工から、今月27日の発電・送電に至るまで、華竜1号世界初号機プロジェクトは着実に推進され、安全性と品質がコントロールされていた。2000日以上に渡り1万人近くの原発産業関係者が、国産第3世代原子炉の発展のため努力奮闘し、国産化原発発展の成功への道を歩んできた。整った独自の型式基準体系を形成し、すべてのコア部品の国産化を実現し、国産化率が85%以上に達し、完全に量産化の能力を備えた。また中核集団は58社の国有企業と協力し、140社以上の民間企業と連携し、産業チェーン川上・川下の5000社以上をけん引し、共に411台のコア設備の国産化を実現した。700件以上の特許、120件以上のソフトウェア著作権を取得し、1件の国際原発基準を策定。原発の事前準備、設計、設備、建設、デバッグなどの全期間をカバーし、華竜1号の量産化と海外進出を力強く支えた。

今回の発電・送電は中国原発業界の競争力を大幅に高めると同時に、エネルギー構造最適化、グリーンで低炭素な発展の促進、国内と国外の2つの循環が相互に促進し合う新たな発展局面構築の促進に対して重要な意義を持つ。発電ユニットからの送電後、さらに各出力プラットフォームの各種試験とフル出力モデル稼働のテストを行う。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年11月27日

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