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世界中の博物館が天猫モールに集結 デジタル化で「逆成長」を実現
  ·   2020-04-02  ·  ソース:人民網
タグ: デジタル化;博物館;文化
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良渚博物館の文化「クラウドライブ配信」やポタラ宮の「クラウド個人旅行」など、新型コロナウイルス感染が拡大するなか、デジタル化という新ツールの力によって、人々の博物館めぐりに新たな変化が生じている。中国新聞網が伝えた。

新型コロナウイルス感染による肺炎のパンデミックを受け、世界各地の多くの博物館が臨時休館を余儀なくされている。その一方で、天猫モールに出店する博物館の数が増加している。

〇世界中の博物館の「天猫モール集結」ブームが到来

天猫の統計データによると、現在までに国内の故宮博物院や国家博物館、頤和園および海外の大英博物館やメトロポリタン美術館など博物館28ヶ所が天猫モールに出店しており、人々が待ち望んでいるルーブル美術館も近く出店する予定という。

3月29日、世界四大美術館のひとつであるロシア・エルミタージュ美術館も天猫モールに出店した。

エルミタージュ美術館は別名「冬宮殿」といい、ロシアの「武則天」ともいわれているロシアの女帝エカテリーナ2世が建造した個人美術館で、館内に収蔵されている秘蔵品は約300万点に達し、ダ・ヴィンチやピカソといった著名芸術家の作品も少なくない。ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館とともに、世界四大美術館の一つと呼ばれている。

天猫新文化クリエイティブチームの担当者は、「我々がリードして、エルミタージュ美術館とジュエリーブランド『周大生』など18の中国ブランドとの提携を通じ、50種類のボーダーレス文化クリエイティブ製品の開発を加速した。これには、鎮館の宝である『孔雀の時計』からインスピレーションを得たネックレスも含まれている」と紹介した。

〇伝統ある博物館がデジタル化で「逆成長」

種類が単一で創造性に乏しいという文化クリエイティブ製品の短所は、これまでずっと、国内外の博物館にとって頭の痛い問題だったが、天猫は、オンライン化という解決案を提供している。

2019年1月初め、天猫は「新文化クリエイティブ計画」を始動し、文化クリエイティブブランドの開発に着手した。また、消費者の嗜好を予測することで、ブランド販売プラットフォームやインキュベータによる新製品とのタイアップをサポートした。たとえば、天猫に出店した海外博物館第1号となった大英博物館の場合、出店後わずか16日間で初出品した全商品を完売し、その後の年売上高は2.5倍以上増加した。大英博物館は、出店後、ユーザー動向調査を通じて、若年層が二次元(アニメ・漫画・ゲーム)文化や萌え文化をより好むという実態を把握し、「アンダーソンのネコ」の置物を開発した。これは、発売後ただちに、同店の大ヒット商品となった。

清華大学文化経済研究院と天猫が昨年8月に共同で発表した「新文化クリエイティブ消費動向報告」によると、それまでの1年間に、オンライン博物館を訪問した延べ人数は、中国国内の博物館を訪れた延べ人数の1.5倍に上り、うち約1億のユーザーは、「90後(1990年代生まれ)」だった。

伝統ある博物館がインターネットと出会い、不思議な化学反応が起こしている。さらに、新型コロナウイルス感染による肺炎のパンデミックによって、その化学反応のスピードが加速した。天猫モールに出店している博物館はそれぞれ可愛らしさを売りにするスタイルを習得し、ボーダーレスの文化クリエイティブ製品を通じて、より多くの若者ファンを獲得している。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年4月1日

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