中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 文化 >> 本文
  • descriptiondescription
鐘南山氏、感染対策は集団免疫に頼ってはいけない
  ·   2020-03-19  ·  ソース:人民網
タグ: 新型肺炎;健康;文化
印刷

国家衛生健康委員会ハイレベル専門家チーム長を務める中国工程院院士の鐘南山氏は18日の記者会見で、「新型コロナウイルスの感染は中国で発生したが、感染源が中国とは限らない。これがはっきりしない前に結論を下すのは無責任である。これは科学の問題だ」と再び強調した。鐘氏はその他の注目されている問題についても回答した。

◆感染対策は集団免疫に頼ってはいけない

英政府主席科学アドバイザーであるサー・パトリック・バレス氏はこのほど、英政府の感染拡大を防止する策略の一つとして、十分に多くの人に免疫力をつけさせること、すなわち「集団免疫」であると述べた。鐘氏はこれについて、「コロナウイルスによる死亡率が高い。今回のウイルスが1度の感染で永遠の免疫力をつけられるという証拠は今の所ない」と述べた。

鐘氏は、各国間で国際協力を強化し、共同感染対策により新型コロナウイルスに勝つべきと強調した。

◆集団免疫はワクチンが必要

「急性感染症について、最終的に集団免疫を形成するにはワクチンが必要になる」。鐘氏によると、中国は現在5つの面からワクチンの研究開発を展開している。これには全ウイルスワクチン、核酸ワクチン、アデノウイルスベクターワクチン、組換えタンパク質ワクチン、インフルエンザウイルスベクターワクチンなどが含まれる。「中国はペースを上げワクチン開発を急いでおり、米国より大して遅れることはない」

鐘氏は、「ワクチン開発の面においては広東省が順調で、mRNAワクチンの動物ウイルス排除実験などを行っている。広州医科大学附属第一病院も日夜努力を続けている。2、3カ月で大きな進展があることを願っている」と補足した。

鐘氏は、「どの国がワクチンを開発するとしても、全世界に供給する量はないに違いない。相互補完することで、全世界に供給できるようになる」と強調する。

◆健康の「秘訣」は?

鐘氏は「私は早くから健康には投資が必要であることを認識していた。私は若いころ、競技系のスポーツが好きだった。仕事を始めると生活の健康をより重視するようになった。私が現在も社会のためにまだある程度仕事ができ、あまりボケていないのは、健康であることが最も重要だからだ」と述べた。

鐘氏は体の健康の維持について、「第1に、どんな仕事であっても運動の代わりにはならない。第2に、ポジティブな考えが必要だ。健康の半分は心理的健康で、疾病の半分は心理的疾病だ。私は経験が多く考えがポジティブだから、多くのことについて笑って済ませることができる」と経験を語った。

「第3に、満腹にならないことだ。私は満腹になるまで食べたことがない。朝食を摂ることが非常に重要だ。全国民の健康がなければ全国民の小康社会(ややゆとりのある社会)もない。人々が80・90代になっても国に貢献できれば、わが民族は非常に強大になるはずだ」と鐘氏。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年3月19日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860

中国語辞書: