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若者が時間管理系の文化クリエイティブ商品を買いたがるのはなぜ?
  ·   2019-12-19  ·  ソース:人民網
タグ: カレンダー;若者;文化
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2020年の到来を前に、2020年のカレンダー商品が大いに売れ行きを伸ばしている。オンラインショッピングサイトの淘宝で「カレンダー」と入力すると、「故宮カレンダー」や「豆瓣映画カレンダー」、「単向暦(毎日名言が一言書かれた日めくりカレンダー)」、「おやすみなさいカレンダー」、「健康カレンダー」など、100に及ぶブランドの千種類近い文化クリエイティブ・カレンダーの情報が表示される。中国青年報が伝えた。

取材してみると、なじみのある壁掛けタイプや卓上タイプなどのカレンダー商品は、時間管理ツールと融合した文化クリエイティブ商品へと変貌していたことが分かった。業界関係者によると、現在このカテゴリーの商品は主に「00後」(2000年代生まれ)の高校生から「80後」(1980年代生まれ)の社会人までの若い消費者が購入しており、女性の購入者が比較的に多いが、男性の使用者も増えつつあるという。

若者に人気、もはや単なる「カレンダー」ではないカレンダー

効率アップ手帳の中で以前から人気がある「趁早」は今年、電子商取引プラットフォームでボックス入りの「ガチャガチャ」である「盲盒(blind box)」数量限定商品を初めて打ち出した。カラー展開は金、銀、赤、緑の4色で、ランダムに出荷される。多くの消費者がこの最新の販促プロモーション方法を高く評価し、次々と称賛のコメントを寄せた。

調べてみたところ、若い消費層のニーズに応えるため、時間管理類の文化クリエイティブ商品はいつの間にか「インターネット+」を実現していた。

「毎日一言役立つアドバイス、もう生活に迷いなし!『丁香医生』の健康カレンダー」。これは毎朝7時、40秒ほどの健康に関する音声アドバイスが、時刻通りにネットラジオのヒマラヤ(Himalaya)アプリで流れる。

生活のリズムが速くなった今では、多くの若者がオーディオブックを聞くようになった。この習慣に合わせ、2年連続で発売した「健康カレンダー」をベースにして、医療健康サービスプラットフォームの「丁香医生」は2019年1月1日から「ヒマラヤ」と提携し、オンライン上で音声形式で健康関連のアドバイスをする「健康カレンダー」コンテンツを普及させ始めた。この記事のアップ時点で、リスナー数は延べ3122万6千人に上っている

また「故宮月めくりカレンダー・2020・清游雅集」は、紙版の月めくりカレンダー以外にも、AR(拡張現実)を使ったクリエイティブ動画サービスを打ち出した。月めくりカレンダーの壁画の画像をスキャンすると、古代の人々が娯楽を楽しむ様子がスマホの画面に表示される。

オフラインでもオンラインでも、カレンダーは「ペーパーレス」など多様な形式で若者の生活の中に入り込んできている。

今年10月、ずっと効率アップ手帳を使ってスケジュールを管理してきた微博(ウェイボー)ユーザーの張天寧さんは、「滴答清単」アプリで生活のプランを立て、記録を残すようになった。「90後」(1990年代生まれ)の張さんは、「滴答の機能は効率アップ手帳とよく似ている。スマホの記録ツールもより柔軟で便利になったので、スケジュール管理を滴答でやることにした」と説明する。

多くの若者にとって、こうした文化クリエイティブ商品を使用することは、もはや単に時間を記録するためだけではなくなっているようだ。

記録、撮影、共有、実行、交流。多くの「90後」や「00後」にとって、スケジュールの計画と管理はもはやプライベートな事ではなくなり、自分をアピールする話題になっている。微博上の人気の話題をテーマにしたコミュニティアプリの「超話社区」でも、「studyaccount」や「studywithme」、「手帳」、「電子手帳」などの話題が長い間上位にランキングされている。彼らはここで自分のスケジュールを公開し、本当にその通りに実行したかを互いに見守り、互いに励まし合って、共有しながら記録し、公開しながら交流している。

スケジュールを書き込むためだけでなく、不安や焦りを癒すことも目的に

河北師範大学一年生の劉暢さん(女性)は、「高三の頃は、カレンダーをめくるのが毎日一番の楽しみだった」と言う。勉強机の上に置かれたカレンダーは、カウントダウンという形で彼女が最も大変だった日々に寄り添ってくれた。

ある専門家は、「生活のリズムがどんどん速くなっている現在において、多くの若者が時間管理に関する文化クリエイティブ商品を買いたがるのは、いたるところに存在する不安や焦りを癒すためだ」と指摘する。

鄭州航空工業管理学院文法学院の副教授である「80後」の清暄さん(ペンネーム、女性)は毎日効率アップ手帳を持ち歩き、自宅のデスクマットの下には、入念に計画された1日の日程と1週間の計画が書かれたスケジュール表が常に置かれている。

劉暢さんと違い、清暄さんがこんなことをするのはストレス発散のためではなく、自身の「重度の先延ばし症候群」を治すためだ。

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