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「となりのトトロ」の中国版ポスターが日本でも大絶賛
  ·   2018-12-11  ·  ソース:
タグ: アニメ;映画;文化
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宮崎駿監督の人気アニメーション映画「となりのトトロ」デジタルリマスター版が12月14日に中国で公開される。公開に先駆けて今月5日、先行上映が行われ、あるファンは鑑賞後、「初めて大スクリーンで『となりのトトロ』を見た。とても、ワクワクし、興奮している。あのトトロがスクリーンに映し出された時、温かく幸せな気持ちになり、思わず涙がこぼれた」と話した。人民網が報じた。

日本で1988年に公開されてから30年を経て、宮崎監督が自ら手掛けたデジタルリマスター版でも、あどけないキャラクターたちにかわいい精霊、そして澄んだ心の人にしか見えないというトトロが、幻想的な童話の世界を展開している。さらに作曲家・久石譲が手掛けたオリジナルサウンドトラックが同作品ならではのウキウキした気分を盛り上げ、心に響くメロディーに観客はファンタジックな世界へと引き込まれていく。

また作品だけでなく、今回はそのポスターも大きな話題を集めている。

著名なポスターデザイナーの黄海氏がデザインした「となりのトトロ」中国版ポスターは、ネット上で公開されて以降、中国と日本のネットユーザーの間で話題をさらっている。そのポスターは、淡い小麦色をベースにしており、麦わら帽子をかぶった主人公の姉妹2人が草むらの中を歩いているようにも見え、まるでトトロのお腹の上で横になっているようにも見える。日本のネットユーザーからは、「すごい趣がある」、「構図がとてもいい」、「中国人が描く大自然からは、秘境への憧憬が感じ取れる」、「二人の笑い声が聞こえてきそう」、「日本にも逆輸入してほしい」など絶賛する声が寄せられている。

このポスターをデザインしたのは、ハリウッドからも「中国のデザイナーが今、台頭しつつある」と称賛を受けている黄海氏だ。黄海氏はこれまでにもアニメーション映画「STAND BY ME ドラえもん」を含む多くの映画のポスターを手掛けてきた。「STAND BY ME ドラえもん」のポスターでは、アニメと中国画をうまく組み合わせ、キャラクターたちが、「タイムスリップ」して紅楼夢、三国志演義、水滸伝、西遊記という中国の四大奇書に登場している。

中国のドキュメンタリー「我在故宮修文物」のポスター6枚のデザインも手掛けている。そのポスターをよく見て見ると、文化財の破損部分にそれを修復する「小さな職人」がおり、その横には「大きな歴史、小さな職人」という言葉が書かれているユニークな仕上がりになっている。

今年、是枝裕和監督の「万引き家族」が中国で公開された際にも、黄海氏がそのポスターを手掛けた。「花火」がテーマのポスターと、日本の浮世絵風のポスターの2種類で、作品に出てくる名シーンが描かれ、「離れ離れにならないように」という思いが込められている。どんなテーマのポスターであっても、黄海氏が手掛けたポスターは、人々の心の琴線に触れるものがある。黄海氏は、「映画のポスターは、映画の良い部分を引き出し、それを昇華させなければならない。映画の特徴に合わせて作る必要があり、想像力がとても需要になる。良いポスターには、地域や文化の壁はない」と話す。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年12月11日

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