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長澤まさみ、11年ぶりの月9で詐欺師に
  ·   2018-05-30  ·  ソース:
タグ: 日本;ドラマ;文化
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日本では月曜夜9時放送のドラマを「月9」と呼ぶ。かつてフジテレビにとってこの時間枠は切り札ともいえ、20~40歳のOLが主な視聴者であるため、恋愛ドラマが中心となっており、有名な「東京ラブストーリー」や「ロングバケーション」、「のだめカンタービレ」、「プロポーズ大作戦」はいずれも月9ドラマだ。 

今季のフジテレビの月9は「リーガル・ハイ」の古沢良太が脚本を担当し、長澤まさみや東出昌大、小日向文世ら豪華な出演陣の詐欺をテーマにしたコメディー「コンフィデンスマンJP」だ。長澤まさみの月9出演は11年前の「プロポーズ大作戦」以来となっている。ドラマでは3人の犯罪グループが罪深い財閥を詐欺の対象とする。各話ごとに様々なスターがゲスト出演しており、第1話では江口洋介が「欺され」、第2話では吉瀬美智子が出演。現在までに8話まで放送されている。コメディ色が強く、ストーリーや役柄がまるで漫画のように誇張されており、スピーディーな展開も私たちになじみ深い古沢良太の脚本の特徴と言える。視聴率は普通だが、長澤まさみの際立った演技が高く評価されている。

演技全開の長澤まさみ 

「コンフィデンスマンJP」の中国のコミュニティサイト・豆瓣における評価は7.8点。ほとんどの人がこの高評価は美人で演技も素晴らしい長澤まさみのおかげと考えている。長澤まさみ演じるヒロイン「ダー子」は奔放で個性的、天才的な知能と抜群の集中力を持ち、短期間で専門知識をマスターできる詐欺グループのリーダー。詐欺のため、さまざまな職種の人間になりすます。時には刺青を入れた裏カジノオーナー、時にはかわいそうなキャビンアテンダント、時には中国から来た骨董商といった具合だ。

詐欺を題材にしたこれまでのドラマと異なり、視聴者はターゲットがどのように網にかかっていくかを見ることができる。各話のオープニングでは、「目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何が嘘か。コンフィデンスマンの世界へようこそ」という主役たちのセリフから始まる。このセリフの通り、主役たちは毎回、劇中の人物を騙すだけでなく、テレビの前の視聴者をもその詐欺の対象としており、脚本と演出により張り巡らされた思いもよらぬ展開が何度も繰り広げられる。

古沢良太初の「詐欺」をテーマにしたドラマ 

「リーガル・ハイ」や「デート~恋とはどんなものかしら~」など人気ドラマを数多く手がけてきた古沢良太は、新世代の日本ドラマの花形と言える。古沢良太の描く世界は弁護士でもひきこもりでも、ひねくれていて笑いを誘い、漫画のように誇張された行動をみせる。彼のファンたちは、二次元と三次元の間で微妙なバランスを取ることのできる大家だと評価する。一方で、ドタバタ劇に過ぎないとする人もいる。

今回の作品について古沢良太はインタビューに、「最近『自省』のドラマが増え、みな『道徳』に対してますます厳しくなっている。こうした雰囲気を少し変えるドラマを書きたかった。月曜放送なので明快で痛快なものにして、視聴者が全ての悩みを脇に置き、この1週間がんばれるようにしたかった」と語っている。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年5月30日

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