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代表・委員  
「80後」の人民代表大会代表  甘粛省

 

       華能平涼発電公司の調査を行う畢さん(右)=2月25日

 

甘粛省平涼市クウドウ区白廟郷白廟村の畢紅珍さんは、「80後(1980年代生まれ)」の全国人民代表大会代表だ。彼女の知り合いはみな、彼女のことを親しみを込めて「小畢(畢さん)」と呼ぶという。新華網が伝えた。

きれいにパーマをかけ、流行の黒ぶちめがねをして、バイクに颯爽とまたがる畢さん。知らない人が見れば彼女が回族の農村出身の女性だとは思わないかもしれない。

人民代表大会代表に選ばれる前は、平涼に住む普通の若者だったという畢さんは、「これまで、平涼市から外に出たこともありませんでした。ただ私の店を繁盛させて、周囲の人々に便利を提供することばかり考えていました」と語る。しかし、畢さんは若いながらもしっかりしており、有能な女性だ。畢さんは現地の同年代の回族女性にしては珍しく高校を卒業しており、付近の小学校で2年間代講教師として授業を行ったこともある。また、畢さんが創立したスーパーマーケットと中国移動(チャイナモバイル)・中国聯通(チャイナユニコム)の営業所は、付近ではちょっとした有名スポットだ。

人民代表大会代表に選ばれた後、畢さんはさらに忙しくなった。現在、1年のうち少なくとも半年以上は会議、調査研究、研修などのため外出しているという。畢さんは「全国人民代表大会代表に選ばれたばかりのころは、外出するたびに、息子からよく『いつ帰ってくるの』と電話がかかってきました。今はもう慣れっこになったようです」と笑いながら語る。

外出から戻ると、畢さんはもっぱらスーパーで商売を手伝う。彼女のスーパーは「人々に便利を提供する」をモットーにしているため、利益は少ない。集市(定期的に開かれる市)のときは、周囲の村十数カ所の村民がこぞって彼女の店に訪れるという。

彼女の開いたチャイナモバイル・チャイナユニコムの営業所も、村のお年寄りにとってはありがたい存在だ。この営業所のおかげで、十数キロはなれた市街地まで電話代を払いに行かなくてもよくなった。畢さんはまた、割引価格で電話代をチャージできる業務も行っている。

この営業所は現在、個人用としては村で唯一のブロードバンドが使える場所だ。畢さんは「なにかの用事でネットに繋ぎたい場合、周囲の人々は皆ここにきます。集市のときは、来る人が多いです。同郷の人なのでお金を要求することもできないし、無料で使ってもらっています。時にはコピー紙代もタダにしています」と語る。村の人々にとって、畢さんは非常に頼もしい存在なのだ。

畢さんは外出のたびに小さなノートを持参し、人々から聞き集めた問題や提案を記録している。自分のスーパーでも、代表の活動においても、バスに乗っていても、畢さんは人々の声に耳をすまし、真剣に記録している。

畢さんは次第に、周囲の物事に対して多くの考えと責任感を持つようになったという。まもなく第11期全国人民代表大会第3回会議に参加するため北京に向かう畢さん。今年は調査・研究と、人々の意見などを参考に、平涼の国家級エネルギー化学工業基地研究の加速など、多くの提案を準備しているという。

「人民網日本語版」2010年3月3日

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