第11期全国人民代表大会第2回会議は13日午前、閉幕した。国務院の温家宝総理は会議後、人民大会堂金色ホールで国内外の記者の質問に答えた。
英紙「フィナンシャルタイムズ」の記者は、「西蔵(チベット)についてお聞きしたい。西蔵自治区とそれ以外のチベット族居住地域では先週以来、安全措置がこれまでにない強化を受けた。このことは、該当地域で中国が実施している政策に重大な問題があることを意味しているのではないか」と質問した。
温総理はこれに対し、「西蔵の情勢は総体的に言って安定しており、西蔵人民は生活と仕事の安定を求めている。憲法と民族区域自治法は西蔵人民の自由と権利を保障している。とりわけ宗教信仰の自由を明確に保障している。国家はここ数年、西蔵に対する財政投資を強め、西蔵の経済建設の歩みを速め、農牧民らの生活の改善に力を尽くしてきた。西蔵は、対外開放の方針を今後もしっかりと堅持していく。このことは、西蔵自体の発展が必要としている。問題があるのではというご指摘だが、実情はまるで反対だ。西蔵の安定と継続的発展は、我々の政策が正しいことを示している」と答えた。
「人民網日本語版」2009年3月13日
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