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両大会のホットな話題  
両会プレビュー:反腐敗が依然課題

 

年に1度の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)がまもなく開幕する。各種ネット調査で、例年同様「反腐敗」が国民の一番の関心事であることがわかった。「中国新聞網」が伝えた。

中国では腐敗対策の断行が続いている。統計によると、紀律検査監察機関が07年11月から08年11月にかけて取り締まった中国共産党幹部は11万1千人で、県処級以上の官僚が4960人、うち犯罪容疑で司法機関に移送・処分されたのが801人だった。

中国は昨年6月、「腐敗を懲罰・予防する健全なシステム構築に向けた2008-2012年工作計画」を打ち出し、指導機関や指導幹部、とくに各級の指導グループの主要責任者に対する監督を強化し、幹部の人事権・司法権・行政審査権・行政?法権・財政資金・金融・国有資産など重要な分野と肝心な箇所での権力行使に対する監督に力を入れ、共産党内・人民代表大会・政府専門機関・司法・政治協商会議・民衆・世論などが監督主体となって役割を発揮する方針を固めた。

胡錦濤国家主席(中国共産党総書記、中央軍事委員会主席)らトップは昨年末に専門会議を開き、クリーンな政治制度の確立と反腐敗作業について検討。中国は反腐敗を固く決意し、大きな成果をあげているものの、国民の期待はさらに高いところにある。

2008-2012年工作計画でも、今後5年の着実な作業を通じて、国民の満足度を新たに高めると特に提起している。

昨年、「ネット反腐敗」活動が一種の新現象となった。5月に湖南省株洲市紀律検査委員会の楊平書記がネットに登場。実名で、反腐敗に関するコメントを900件以上書き込み、ネットユーザーの注目と熱議を呼んだ。一方、楊平氏と株洲市紀律検査委員会もネットを通じて多くの価値ある捜査の手がかりを入手している。「ネット反腐敗活動の第一人者」と称えられている楊平氏は、「中南海(中央政府官邸)に一番近いのはインターネットで、インターネットに一番近いのは国民」と話す。実際に07年12月に成立して3カ月の中国国家腐敗予防局のウェブサイトは開設してまもなく、多くの市民からのクレームによってシステムダウンした、とあるメディアが伝えた。国家腐敗予防局の馬馼・局長によると、ウェブサイトにはネットユーザーから多くの書き込みがある。今年1月までに460万件以上のアクセスがあり、書き込みは1万5千件近くにのぼった。紀律検査監察部門は毎日ネット上から民衆の声を集めているという。これまでにネットユーザーが提供した手がかりを頼りに公費で海外旅行に行っていた案件がいくつか取り上げられ、処分された。

中共中央紀律検査委員会の干以勝・副書記は、「中国は社会主義の初期段階にあり、この状況は今後も長く続くだろう。体制・メカニズム・制度といった側面に抜かりがある。腐敗を養う土壌と条件を完全に打ち消すには長い過程が必要だ。今でも一定の領域、一定の段階で、腐敗案件の多発が深刻だが、この問題を解決するには長い過程が必要となる」と説明する。

今年の「両会」で、依然として反腐敗クリーン提唱が注目を集める話題となるだろう。

「人民網日本語版」2009年2月24日

 

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